DanceとかCHEERとかバク転とか

キスマーク飛ばす南風

【HANDSOME FES】若手イケメン俳優という新コンテンツ。

小関裕太くんの顔面が好きだ好きだと言っていたら、縁あって連れて行っていただいた。

アミューズ所属の若手俳優が、年末に行うファンイベント『HANDSOME FESTIVAL』通称ハンサム/ハンサムフェス。ネーミングからしてすげぇなと思ったのだが、俳優のファンイベントって何するの??と興味本位で行ってみた結果、なんなんだこの新しすぎるコンテンツは・・・!?と完全に戸惑いながら、気づいたら彼らが歌うこのイベントのテーマソングのミュージックカード(350円)を購入していて今朝からリピートしながらブログを書いている、いまここ。
色んな消化不良とすごいエンタメだったというざっくりすぎる感想が相まって思考がふわふわなんだけど、とりあえずこの謎の感情を。

「若手イケメン俳優」。アイドルでもない、俳優業だけでない、器量も実力もかわれている不思議な存在。
今回のきっかけは小関裕太くんだった。『ごめんね青春!』(TBS2014秋)という連ドラで、トランスジェンダーの学生役を演じていた。スラッと高い身長に色白の可愛い顔がその役柄にとっても合っていて、演技も良かったし、なんだか伸びそうな子が出てきたなぁ、と思ったのは覚えている。ていうか、そもそも天テレ出身だったことも知らなかった。
(早速話はずれるがこのごめんね青春、片手に入る好きなドラマのひとつなので超絶おすすめーる。クドカン脚本の錦戸くん×満島ひかりちゃんで学園コメディ恋愛+人生ドラマ。日曜劇場なので笑ってほっこり感動できる。ひかりちゃんの衣装がいつもいつも可愛くて!おすすめです。)

そこからは調べもせず、菅田将暉イヤーと言われた2015-16年が過ぎ、いきなりドカンと落とされたのは、2017年春クールの「恋ヘタ」だった。
クズヒモ役を演じさせたら右に出るものはいないといわれる田中圭が、ひっさしぶりに爆イケアラサーデキ男役で話題になったアレである。主演の高梨臨ちゃんの部下で、臨ちゃんを取り合う2番手で出ていたのが小関くんだった。

SNSの写真を見れば隣の女優より顔は小さく、雑誌を見ればモデルなの?というスタイルの良さ。しゃべれば若干舌ったらずのような、なんとなく気になってしまう口元。そもそも顔の系統でいえば高橋一生セカオワ深瀬が好きなので、ふわっとパーマが似合うたれ目の薄い唇はストライクゾーンだったんだと思う。

縁が重なり覆面系ノイズの舞台挨拶で初めてご本人に会い、ちょっともっとちゃんと見てみたいな・・?と思っていたところに縁あったハンサムフェス。名前と顔のわかる神木くん、吉沢くん、小関くんをはじめ総勢10人のキャストがいたんだけど、まぁどれもこれもかわいかったりかっこよかったり、こんな子たちいたんだ!小関くんに会えるだけでいいや~とナメてかかったらなんかこの集団、想像の5億倍はすごかったぞ????マジで

 

1.もはやアイドル
ここはジャニーズなの?というレベルのうちわにボードにペンライト。ご本人が出てきただけでキャーキャーの声援。なんだこれは、、!?俳優にもファンサってあるの!?えっいやウィンクしてのボード!?えっ俳優とアイドルの違い??????てなった。この状況理解する頃にはイベント半分以上終わってた。
この子たちは、彼らのどの瞬間を見てこういう(アイドル視点の)ファンになるんだろう。映画やドラマはたくさん観てきたけれど、俳優に対してそういう見方をしたことなかったから単純にびっくりした。本人たちはその数々のメッセージに答え、さらに自分自身の売りをバンバン出していく。キメ顔、ウインク、お手振り、、、主に顔なんだけど。ここが今でもやっぱり消化不良。すっごく面白い現象だと思うのだけど、うまく言語化できない。

 

2.やっぱり本業は俳優
ハンサム「FILM」フェスとうたってるだけあって、鈴木おさむさん×映像クリエイターで制作された7本のショートフィルムが放映された。その仕上がりったらやっぱり本業俳優部、コメディに振っても、狂気に振っても面白いと思える作品ばかりだった。特に神木くん×吉沢くんの作品は、神木くんの歪んだ狂気の表情が最高で。これできるのって窪田正孝だけじゃなかったんだ~~~!!(最高の狂気演技は『ジョーカー 許されざる捜査官』4話の最後、タクシーのシーンの窪田くん。マジ義務教育に入れてほしいくらいの最高傑作)
そして反対意見の起きないイケメンだなと思っていた吉沢くん。少し前に観劇した『羅生門』で最高の存在感を放っていたので、そこから気になっていた。顔がいいのを自分で理解していて、それを武器にもするけどそれだけに頼ってないところがぎゃんぎゃんに伝わってきてとってもいい。この作品の映像監督は中村哲平さんだったのだけど、最初と最後の顔半分の撮り方が良かったな~。あとは7本すべてのタイトルバック!フォントは全部オマージュ、出るタイミングもさすがで最高。

 


3.神木くんがめちゃめちゃ大人になっていた件
こっちの記憶では千と千尋の坊だし、映像でいえばグッドニュースや涙をふいて、ムコ殿に出ていた小さな丸顔の可愛い可愛い子役なんですよ。それがさあ、3000人×5回公演規模のイベントの頂点に立ち、OP映像に少し映っただけで会場は歓喜の雄たけびに包まれ、にこりと笑えば腰を抜かす女の子たちが続出なわけ。あえっいつの間にこういう存在になったの、、!?なにこのエモーショナルな空間と時空・・・!?
吉沢亮くんと仲良し同級生2TOPなのも初めて知った。どうやらこの2人が同じ画にいるだけでもう尊いことらしく、一緒に映るたび、もはや2人が近づくだけでひゃああああっと声にもならない声がところどころから漏れていた。これがジャニーズでいうシンメってやつか・・・?ここだけ見るとさらにアイドルとの違いがわからなくなった。

 


4.全員歌って踊れる問題
まさかの最後がライブだったんですよ!!歌って踊って手を振って、カメラに抜かれる瞬間にはキメ顔ウインクイケんのジャニーズJr.なの????????てゆうかなんで俳優なのに歌って踊れるの????しかも結構上手な子いるし、なんなの?????????って思考ぐるぐるしていたら本番終わっていたんですけど。後から知ったら今の若手俳優2.5次元ミュージカルというものを通ってきているらしい。テニスの王子様とかなんとかとか(結局それしか知らない)、あぁだから歌って踊れて舞台に立ってができるのね・・・そりゃ顔良し歌良し演技良しになるわけだ。ファンも、もともと原作に恋い焦がれていた女の子が実写舞台化のそれを観て、きゃぁっとご本人を含めたファンになる流れがあるのかな。それだけじゃないだろうけど。違ったとしたら逆に教えてほしい。もうこっちはこのアイドル俳優理論がわからなくてもやもやもやもやしている、お願い。

 


5.小関裕太くん爆イケ案件
もう大問題。平成も終えようとしている2017年イチ大問題で処理しきれない。TGCなどにモデル出演していたのも知ってたけど、よくあるイケメン俳優がモデル、そっか~だよね~かっこいいもん。映画『覆面系ノイズ』でベース役だったので練習しました!弾けるようになりました~!!☆うんうんかっこいい。ベース弾ける人好きだよ。
問題の始まりはその舞台挨拶。「遊びでもいいからバンドやりたい!今回ベースはじめて、なんでもできるようになったから!」・・えっなんでも?「うん、ギターもドラムもベースもピアノもできる!」・・・!?ちょっと待ってくれ。その顔とスタイルで演技も出来て、音楽全般できるんかい・・・好き。
からの今回、舞台上でまさかのロンバク単バクに前宙ですよ。その時点でもう超ブチアゲ。元体操をやっていたものにとってあの長い手足を裁くのはとっても難しいのがわかるし、そもそもタンブリングできるだけで超アガるわけ。体操経験者のバク転じゃなかったから、ただほんとうに身体能力が高いんだと思う。・・・余計に好き。
そして最後のライブパートでは、うっわダンスできる部類かよ!!はいジャニーズ!!もうジャニーズ!!!ダンスだけでいえば、溝口くんという子がダントツに上手だったんだけど、なんなんだろう、小関くんのなんでもそつなくこなせる感。もちろん努力もしてるんだろう、でもある程度までは努力すればできてしまう器用さが踊りにも歌にもあふれてた。だってVの頂点神木くん、それを挟むのは吉沢くんと小関くん。神木吉沢のセンター割りのセンターは大抵小関くん。あ~期待されてるんだな、と思った。高橋一生がスケボー大好きなんですって披露した時のやられた具合に超似てる。・・・好き。(3回目)

 

えっだらだらだらだらともう何文字?3700字?なんっにも解決していないけど。結局新しい世界を見た、という衝撃の感想と、小関くんやっぱり好きという軽率な思いしか書いてないけど。
とりあえず、アンコールの曲がとっても良かったので曲名が知りたいです。ありがとう大好きだよってやつ。いつかこのハンサムたちとお仕事したい。やっぱ転職かな~!!!!!

こんな新しい世界を知ってすぐ、劇団雌猫のイベントがあるなんてまたこんがらがりそう。たのしみ。

 

結果、ハンサムは人を幸せにする。

DAZZLE "Touch the Dark" にいってきた

※ネタバレはありません

吐き出さないと、ずっとずっと抜け出せなさそう。凄いものをみたはずなのに、感動したはずなのに、気持ちはパリっとしなくってなんだか黒いものが溜まっている気がする。余韻。

開演前から雰囲気作りは始まっていて。「没入させる」ことが本当に上手だと思った。長い廊下の奥からパッと出てきた長谷川達也さんのオーラったら、ない。

出演者が、1回では全部理解しきれません、理解できたとしても気づいていない部分がきっとあります、というくらいなので、たった1回、しかも怖がりおののきながら見ただけの私には伝えたいことの1割も伝わっていないのだろうけど、それでも会場を出た瞬間にどっと疲れ(公演中からハイカロリーすぎて息切れしてたけど)、更にその夜夢に出てくるぐらいの威力は持っている。舞台とはまた違う、至近距離からメンタルをゴリッゴリにえぐられる感覚はかつて初めてかもしれない。

4年前アスタリスクの初演で、長い腕と大きな手のひらを綺麗に魅せる、表現力の塊のような長谷川達也さんに一目惚れした。どの瞬間を切り取っても画になるように計算しつくされたカウントと位置構成が、何日も頭から離れなかった。元々「計算しつくされたカウントと演出」が好きで、高校生の頃から体操の舞台用作品構成を考え始め、大学ではPCスキルが加わり波形もいじれるようになった。この瞬間にこうなっていたい、そこにこの音楽があってほしい、というイメージがいつも頭の中にあったし、それを現実に落としていく作業がとっても楽しかった。そして出来上がったものを観て、驚いてくれる、笑ってくれるお客さんの顔をみるのがまた好きだった。

そんな節もあってエンターテイメントLifeを掲げてたくさんの舞台やダンス、ライブを観てきたけど、やっぱり完璧なカウントと構成で表現力と踊りを静かに爆裂させるDAZZLE作品には興奮したし、いつも期待を10000フィートレベルで軽々と越えてくる世界観と完成度は唯一無二で、特別だった。

そんなDAZZLEが、20周年を越え、心震えた記念公演リンドロンドのあとに公開した今回の演目。本当は、今回の直前にあったレジェンド作品に出たかった。でも、オーディションに受からなかった。悔しくて悔しくて、本番もどうしても観に行けなかった。今でも観に行けば良かったかな、きになるな、でもな、とまだ葛藤している。終わったあとなのに。だからこそ、この公演だけを見て、期待していた。

DAZZLEの息がかかったイマーシブシアターは、凡人の頭では想像すらできないものだった。90分のうち1分でもズレたら、作品全体がズレていく。一棟の中でバラバラに動く55人を完璧に没入させ、動かしていく。出演者全員が同じ時計をつけているのが印象的だった。観ることを選んだのはこちらではなく、完全にあちらの手のなかで転がされていた。

 

ここからは少しネタバレかも?内容ではないけれど、ちょっとどうしても吐き出したい。今回ここが私の一番のえぐられたポイントだと思う。
おそらくプレミアムチケットのみの体験なのだけど、あのしてやられたときの膝が抜けるような、心臓バックバクしていた感覚を、忘れたくない。

あるお部屋に皆で通されたとき、他の部屋ではどこに立っていても良かったのが、ここに、とドアの一番近くに誘導された。
そこでの演目が終わり、達也さんがまず私の目を見て、僕についてきてください、と言った。そのあと、みんなにも。私がドアから一番近かったし、一緒にいたお客さんもそれに続いて皆でお部屋を出たのだけど、その後、エレベーターに乗ったのは、私一人だった。
みんなで一列で歩いていたはずなのに、いつの間にか、私の後ろについてきていたはずの人たちがいなくなっていた。
私が乗って振り返った瞬間に閉められたエレベーターの扉、院長と二人きり、ああ、してやられた、と思った。もう緊張と恐怖とわくわくで、壁に手をついてなければ立っていられないほどに膝はがくがくで手も震え、冷や汗が一気に出てきた感覚は一晩たった今でも鮮明に残っている。

思い返せば部屋を出るとき、はじめに私にだけ目を見てついてきてくださいって言ったのも、廊下の途中で一瞬ふわっと振り返ったのも少し気になったけど、全て没入させるため、先入観を持たせるためだったのかと思うと、もう精神まで操られてしまったようで、もうどうにでもしてくれとエレベーターの中でひれ伏すしかなかった。
そこでスッと手渡された真っ赤な封筒は、震えと手汗で終わったころにはぐっしゃぐしゃになっていた。あのシーン、今も思い出すだけでちょっと冷や汗出てくる。

​素敵だった舞台は二度観ることもあるけれど、これは観たいけどハイカロリーすぎて、楽しいよりも怖いが勝ってしまい、私には無理だ。行けば、今こうかな?って思っているストーリーも、あれはなんだったんだろう・・・もわかるかもしれないが、私にはそのパワーがもうない。1回観ただけでこんななるんだから、演じる側は1日三回、本当に魂削ってるんだろうな・・・すごいな・・ともう異次元レベルで遠い目になる。​

院長が変わったこと。娘さんが見るたびに年齢が違うという意味。
全公演終わったあと、ちょっと気になるところ、答え合わせしてほしいなぁ。

 

いってきた感想は一言で言うと、

怖くないって言ったじゃん!!めっちゃ怖いじゃん!!😭でも最高of最高!!! 

です。

ロッカーの名前が短谷川だったり、東雲の文字リはちょっと笑けました。 

 

f:id:maikyo214:20170829130831j:image

 

“満足いくまでみたら、ロスにはならない”「浪費図鑑 -悪女たちのないしょ話-」より ※関ジャニ∞ライブツアーの話です

先週の名古屋、東京、東京と抱かれ続けている感覚に陥っている。
ライブが終わったあとはぱたりと寝て、寝坊するほど熟睡しているし、メイクのりもめちゃめちゃ良い。全部、8月の全てをくれてしまった関ジャニおじさんのおかげだと思っている。

 

バンドから始まり、後半はしっかりアイドルの2時間半。飽きる瞬間のない、終わった後またすぐに観たいと思うライブは久しぶりだった。三代目Jsoulbrothersの初単独、ZERO(2012)以来だと思う。
これが売れなきゃヤバい、出来るのは今しかないと出したであろうアルバム「JAM」、ジャニーズというアイドル事務所帝王の金と権力をここぞとばかりに感じたし、そこにぶらさがるだけではない関ジャニ∞のポテンシャルもビンビンに伝わってきて、あぁ、今回のライブマジで懸けてくるな、と思った。今までの集大成というより、挑戦的な意味で。たぶん、このツアーが終わったら世間の目が一皮剥けるんじゃないかと思っている。


行ってみたら、予想どおりだった。私が彼らで見たかったものが、見られた。おちゃらけグダグダしてるところが彼らの良さだし、そこももちろんあるけれど、それでも今までと違って一本ピンと張った線の上にある遊びだった。イントロ失敗しちゃった~ばれてた?ごめん~とへにゃっと笑っていても、アドリブで笑い崩れちゃっても、手を抜いている瞬間が一切ない、全部がまるっとかっこいい。ああ、私が求めていたのは、好きなのは、今の彼らだ。だから2年前、10年入っていたEXILEをすっぱりやめてころっとこっちに転がり堕ちたんだ。仕事を選ばず、ジャニーズちゃうやんと言われ、アイドル仕事よりお笑いでいじられることの方が多かったのもファンではなかったが見ていたし、その中でもズバ抜けて名声を手にしていく錦戸くんに大倉くん、才能に没頭していくすばるくんやそれを見ているメンバーも背負っている本人の気持ちも想像できた。なんてったって、こっちはJr.黄金期を一緒に過ごしている。横山侯隆時代を、ハワイマラソンワンツーフィニッシュをリアルタイムで知っていることがどれだけ幸せか。同じ時代を生きてくれてありがとう。私を小学生のころからジャニーズファンやらせてくれてありがとう。

 

昨日まるちゃんが最後に、「今が一番楽しい」的なことを言っていた。涙が出た。良かったね、ほんとに色々あったけど、楽しくて本当に良かった、と心から思った。自分の好きなことを生き生きとできることが、そしてそれをいいねと評価してくれる人がいること。メディアが自分の使ってほしい部分で使ってくれること。自分自身を商品にするアイドルが、生き生きと好きなことを出来ることがどれだけ幸せか。良かったね、関ジャニおじさん良かったね、って、ファンではないけど8時だJからずっと見てきた同世代として単純に嬉しくて涙が出た。

 

昨年は記録的寒波の北海道とライブ初日をぶち当ててスタッフも来られないほどに飛行機を数百便欠航させ、
今年はライブで東西に移動すれば迷走台風もついてゆき、お盆の東京4daysは8月とは思えない気温と梅雨顔負けの雨を降らせる、天気すらお祭り騒ぎにさせる関ジャニおじさんたち、今日は東京最終日であり、私のジャム最終日。会社からドームが徒歩10分なので、そんな近くに好きな人がいるのに行かないなんて選択肢はなく、平日3daysをかまそうとしている。8月泡沫の夢が、終わろうとしている。

やすすのエフェクトチェンジがまるっと見られたステージ真横の名古屋も、
20年来の友達夫婦と、関ジャニ行ってみたかった!というラルクファンと一緒に入った東京2日目、スタンド7列目で見る浴衣の爆イケに冷や汗が止まらなかった。ちなみにラルクっ子はしっかりまるちゃんファンになって帰っていき、罪と夏大好き!というので、次の日PVとテレ東音楽祭の映像を紹介したら、これ今朝もう見た、と言われてその行動力にオタクセンスを感じた。
そして縁あった東京3日目はまさかのアリーナC、バンドはやすすの目の前で、頭振り乱しながらギターかき鳴らす姿は髪型を鑑みてもかっこよかった。アイドルタイムでは縦横無尽に動き回る7人と一緒に自分も席でくるくるくるくるしていた。だって、目の前の錦戸くんを見てたらすぐ後ろにはやすすのトロッコが迫っていて、それを追ってたら向こうから大倉くんが歩いてきてる、なんていうもう最高な困惑の状況だった。

ここまで来たら今日の最終日、行かれるだけで本当に満足だ。2階席でも、1階後ろでも、やすす側じゃなくてもいい、関ジャニおじさんの最高にかっこいい生演奏を聴けて、全力でアイドル狙ってく彼らを双眼鏡で観られたら幸せだ。

EXILEの時はSNSも豊富で、ネットニュースでも姿を切られることはなく、渋谷のクラブに行けば大抵誰かいたし、一緒に飲むこともできたけど、ジャニーズはそうもいかないところがなんともはがゆい。今どんな髪型をしてるのか、最近買った服やお気に入りのアクセサリーもリアルタイムではわからない。TVの生放送があればラッキー!ありがとうMステ!くらいの距離感は、ゼロ距離を知っている者としては物足りなくて。

私のジャムに思い残すことはない。けど、ちょっとさみしい。なんか夏休みの終わりのような。小学生かよ。次はいつ、リアルタイムのご本人を見られるのかな。
今日の公演はビールがとまらなそうだ~

幸せを買うことは浪費なのか。-「浪費図鑑 〜悪友たちのないしょ話〜」

数年前から、ツイッターで言葉のチョイスや文体がいいな、と思っていた方がついに書籍を出した。
その名も「浪費図鑑 ~悪友たちのないしょ話~」
元々エンターテイメントに興味がある方だとは知っていた、私もそうだからフォローしていたんだと思う。

そこで出版された同書籍。元々は同人誌として発売されていたものが今回満を持して商業書籍となった。

 

浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本)

浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本)

 

いわゆるオタクが、それぞれオタクなことにかけるお金はどうしているの?いくらくらいかけているの?どうしてそこまでお金をかけるの?という内容で、ディズニー、ホスト、アイドル、俳優、舞台、同人誌などの様々なジャンルの浪費スタイルが寄稿という形で書かれている。

本を開いて一発目、本編より前の「はじめに」でもうやられた。
「それぞれの投資の向こうに、それぞれの幸せがある。」
ぶっとんだ。そりゃそうなんだけど、それはもう浪費ではないのではないかと思った。だって、対価として幸せを得ているのだから。喉が渇いたから水を買う。喉の渇きが満たされる。それとそんなに変わらないんじゃないか。こんなパワーワードが本編ではバカスカ出てくるので、あっとゆう間に一冊付箋だらけになった。

f:id:maikyo214:20170811180014j:image

※ちなみに、緑が共感ではないけど理解だったり、新しい価値観や文化のワード。黄色は私もあるあるそれそれな共感ワード。ピンクはもうしてやられた、平伏しワード。

 

本編には、めちゃめちゃ興味深い新しい文化や考え方がたっくさん出てくるのだが(お金を使うという同じ行為でも、ジャンルによって価値観や考え方が違って面白い)、思わず震えてしまったのは、

「全ての思い出は、推しを好きになっていなかったら生まれていない記憶である」
ああそうだ、、自分にも当てはまった。あのときの思い出が、この記憶がどれだけ自分を楽しく幸せにしてくれているのだろう。確かに20年近くたっても忘れられない光景※は、今でも私を感動させてくれる。当たり前なことなのだが、改めて文字で読むとはっとした。

推しからの承認欲求が満たされたとき、自分の中の何かが埋まる。つらいとき、ホストの優しさが心の支えとなってまた頑張れる。たった10秒の握手でも、自分だけを見て、自分のために存在してくれることが幸せで。もちろんどれもこれも共感できるはずも、理解できるはずもないのはわかっている。ただ、アイドル、美容、舞台、旅行、買い物、どれも一般的には「浪費」と呼ばれるけれど、本人たちにとっては生きるための必要経費なのだ。これがわかっただけでも色々なことに少し寛容になれたし、自分の行いも正当化できた。(ここ大事)

ちなみに本書のベストオブわかるワードは、「名古屋と仙台と新潟は近所」
上には上がいる、私なんてまだまだワードは、「福岡は日帰り圏」
一番笑ったのは、「ミッキーは「ご報告」「大切なお知らせ」のような不穏ワードを出してこない」です。ミッキーwww

何をもって浪費とするのか。他人の価値観でみれば浪費であり、本人の価値観でみれば生きるための、元気を出すための必要経費。色んなジャンルのそれを知ることがこんなにも面白いとは!!
あんなことにあんなにお金をかける意味がわからない!ってイライラしている人。
私こんなに使っているけど、ちょっとは反省しているけど、でもやめられない・・・な人。
えっそもそもそんなの感じたこともないしオタク楽しい!!な根っからのオタク。
ほんと、「共感できる人も、理解できないひともいるでしょう。それで正しい。それがリアル。」でしかない。

 

以下は私の浪費事情なので、バッサリ読み飛ばしてもらっても、
こんな人もいるんだじゃぁ私なんて全然マシだねと自己肯定材料にしてもらってもOKです。


エンターテイメントLifeをかかげる私の場合、ライブや舞台、映画などエンタメにかけるお金が一番をしめる。毎年大晦日にその年のチケットを整理すると、だいたい50枚ほどあり、その中で自腹で行っているのが約3分の2、1枚平均8000円として28万。そこに数回の遠征費や、本番後の1杯を入れると、35万前後になるのかな。

そして今ふわっと気づいたけど、一年て54週だよね。50枚のチケットってことは週一でライブや舞台に行ってる単純計算か。そう思うとすげーな

 

ライブは、ジャニーズ(グループ問わず)やEXILEに三代目、miwaちゃん、米津玄師、遊助w-inds.GReeeeNケツメイシ、RIPなど、J-POP寄りではあるが興味の対象は広く、日程が合わなかったりキャパを考えて年1~2くらい遠征もする。
(ちなみに今一番好きなのは関ジャニ∞。30オーバー、アラフォーに差し掛かるのに、たまにアイドルすると爆イケなおもろい関西のおじさんたち、推せる)

舞台は、好きな役者さんが出ていればジャンル問わず観る。ミュージカルからコメディ、ケラ作品までいける。(ちなみにマイベストオブ舞台は、鉈切り丸(2013)、髑髏上の七人season花(2017)、俺節(2017)。好きな俳優は佐藤二朗さん。サイン会&握手会に行ったほど好き)

どちらもグッズやパンフを買わないことから、私はたぶん、生に興味があるんだと思う。静止画に興味はない。コンサートに行ってもうちわは買わないし(すっごくいいライブだったりすると終わった後にタオルなどを買うときはある)、雑誌やポスターを集めることもなければCDはレンタル。
私のエンタメライフの始まりは、TVの中にいた人が、今、存在している、というミーハーとしか言いようのない感情だった。今、ここで楽しいことが起きている。今、好きなひとが、役者さんが目の前に存在しているということが果てしなく嬉しく、面白く、そして現実ではないような不思議な感覚に陥った。

本番が終わって、劇中に感じたことを思い返しながらビールを飲む。あそこの演出最高だったな、鳥肌立ったな、TVでしか見たことなかったけど本当に存在した、、!とか、いろんな感情で満たされる。始まる前も終わった後もすごくウキウキするし、笑顔が増える。

が、仕事や繋がり柄、公式以外の場所でご本人にお会いしても、そこでは全く興奮しない。普通に話せるし、キャーっともならない。その人が目の前にいるのに、ライブや舞台を観ているときとは全く違う感情になっている。ミーハーなくせに、そこは自分でも謎。
こう考えると、私は現実離れしたものを求めているのかもしれない。一種かりそめのような数時間のためにお金を払う。それが終われば現実でしかないから、帰ってからも見られるうちわやポスターには興味がなく、ライブが終わればセトリを作って記憶でライブを楽しむし、舞台ではカーテンコールで役から素に戻る役者さんの顔が一番好きだ。かりそめの時間や、現実との境目が、自分を興奮させているのかもしれない。

ちなみに過去一やっちまったなと思うのは、関ジャニ名古屋→キンキ東京→関ジャニ名古屋のひとりドーム3days。平日だったので全て日帰り、夕方までは仕事をしている。全て良い席だったので、もうこれは誰に引かれても行くしかないと思った。3日間の交通費4万円、チケット2万で計6万。だけど最高にかまされたので全く後悔はしていない。

 

自分の浪費話が長くなってしまったけれど、この本、めちゃめちゃ面白いから!!
書籍の新しいジャンルを知れた感ある。だって、本屋さんでこれ買おうと思って、何コーナーになるんだ・・・?と戸惑ったから。新書で良かった。平積み最高。エンターテイメント最高。

※中学生の時に初めて行ったコンサート。夏の横浜スタジアム、スタンド3列目。TVの中にしか存在しなかったキンキが、目の前でキラキラと踊り輝いていた景色は今でも忘れない。

すごすぎてやばい、俺節ロス

初めて、〇〇ロスというものになった。
すごすぎてやばい、私の中で最上級に軽くて使いたくない言葉だけど、もうそれすらどうでもいい、すごすぎてやばいんだ、としか言えなかった。その日一日、いや次の日、その次の日くらいまで、余韻をひきずっていた。これも来週もう一度見られるという安心感から数日でおさまっているけれど、それが終わってしまったら・・・
来週、大阪行きの新幹線をポチっていないことを祈るしかない。

最近はジャニーズ舞台を立て続けに観る機会があって(生田斗真さんと森田剛くんはすでにジャニーズ枠外とする)、村上くんの一人舞台「イフオア」、横山くんとしょこたんのミュージカル「ジレッタ」、上田くんのミュージカル「新世界ロマンスオーケストラ」、大倉くんといっけいさんの二人舞台「蜘蛛女のキス」、どれもまぁまぁ、どうしたってジャニーズ舞台は抜けられないよね~という感想だった。(上田くんのは完全に振り切っていたのでめちゃめちゃ面白かった)

が、俺節だけは。これだけは、別格だった。エンターテイメントLifeを掲げて、今まで相当な数の舞台を観てきたけど、その中でも3本に入る演目になった。(ちなみに他2つは、鉈切丸(2013)、髑髏城の七人season花(2017))
すごすぎてやべぇんだとにかく。2回目観たら思いの変わるところもきっとあるけれど、フラットな状態で感じられる思えるのって初見の1度しかないから大切にしたいと思っていて、特にこのやられた感は忘れたくないって思った。ので書く。

やすすのオーバーすぎるほどに全力の演技は、一見わざとらしくもあるけれど、身体が小さい故見事に緩和されていた。身体と、キャラを確実にモノにしていた。コンビの福士さんもシャーロットさんも背が高いし、手足も長いので舞台映えするんだけど、それに見劣りしない164センチ、となるとこんだけオーバーの方がバランスが取れるのかもしれない。

ときおり入る演歌は、ジャニーズの中でも1.2を争う(私調べ)喉の持ち主だからこその勢いが劇場の重たいドアを開けてしまうんじゃないかと思うほどに力強かった。シーン2くらいで、えっこれこのままの勢いで3時間半行ったら、最後どうなるの?体力もつの?ってゆうかこのパワーマジで?ってひやひやした。それはやすすを筆頭に、キャスト全員。わざとらしいほどに、全力だった。そりゃ稽古で5kgも痩せるよね。ってゆうか、1公演で3kgはいくんじゃなかろうか。。
ちなみに今回、普段舞台に立つ側の人と一緒に行ったのだが、安田くん、あの発声と声量で何で喉潰れないの奇跡・・・とフリーズしていた。奇跡の強喉。うん、だよね。

そしてこの長舞台、マチネが終わって90分後にはソワレの幕が開くというすげー鬼スケなのだが、ハイカロリー過ぎてこっちは連続してなんて観られない。演じるのなんてもっと無理・・・安田くんマジですごい・・・と友人は再度フリーズしていた。うん、だよね。

俺節の何がすごいって、舞台構成がめちゃめちゃおしゃれ。シーン転換の全暗なんて、2.3回しかなかったんじゃないかな。歌で繋ぎ、照明で繋ぎ、こっちの思考を途切れさせずにナチュラルに続いていく。だから本当に自分も同じ時間を生きているようにスッと入ってくるし、入っていける。これが一瞬に感じる理由だし、終わったあとのロスが激しい理由でもあるのかなと思った。
そして無駄なシーンや台詞が一切ない。ときおり入る小話も、オチが見えてる掛け合いも、いいときにいいテンポでちょうどいい量が入ってくるから、それが全体のアクセントになっていて、笑っていいところと真剣に引き込まれるところ、こちらは素直に身を任せているだけでいい。これに関しては西岡徳馬さんと福士誠治さんがずば抜けていて。間合いや声色が、こちらの期待通りであり斜め上であり、笑わそうとしているところが狙いすぎでもなく、でも笑っていいよ、と懐を広げて待っていてくれる安心感。これがこの舞台の有り余るほどのエネルギーをうまく緩和していた。だから、「娼年」ほどにはぐったりとはしなかったのかもしれない。
(※娼年、のエネルギーはまた違った意味で凄かった。観た人いたら、語り合いたい)

幕間手前で主役2人が先にハケるのだけど、主役がいなくても圧倒されるほどの存在感をガツンと放つ他キャスト、舞台がスカスカに感じないんだよ超凄くない?ここで1幕終わられたらやべぇな、それだったら最高だなってところでちゃんと幕間がきて、ああやられた、と思った。

1週間後、どうなっているんだろう。チケット2公演分取っといて良かった。きっとまだ追求したりないところはたくさんあって、その全員の歯車がビタッとぎゅっとなったとき、どんな舞台になるんだろう。こんだけパワーのある3時間半を率いるやすすa.k.a関ジャニ∞はマジですごいし、もうどんだけ遊んでようが女連れ込もうが、私は胸張ってやすすのファンですって言えると思った。こんだけのことをやられてしまったらもう、この人を好きになって良かったとしか言えない。才能レベルで恋してる。

とりあえず、カーテンコールのふわっとした笑顔にもう生気がなかったので、もう少し食べて、もう少し休んで、もう少し頑張って。この舞台最高だから。

ついにSHOCKに手を出した

ふわっとした時間も入れたら約20年強のKinki歴。
エンターテイメントLifeを掲げて舞台やコンサート、ライブに年50近く足を運ぶ私がずっとためらっていたSHOCKについに行ってきた。

私の中でSHOCKは、本気で光一くんが大好きな人たちしか観てはいけないものという謎の決まりがあったのだけど、きっとそれは観たら確実にズブズブになることが予測できた故の自己防衛だったのかもしれない。
最近キンキにうっすら再熱し、急遽チケットもGETできてしまったのでついに行ってしまった。

えっこれなに?
舞台でもミュージカルでもショーでもない
宝塚とディズニーと劇団四季を足して2ぐらいで割ってジャニーズエンターテイメントしたらこうなるの?
エンタメというくくりにも属さない、SHOCKはSHOCKでしかなかった。
そして何より、光一くんが見たこともないくらいのキラキラで、オラオラで、バチバチで、もうKinkiの光一くんじゃなくて、

堂本光一byジャニーズエンターテイメントゥ!!!

ふわっとしながらもデビュー前から20年強見てきて、一緒にツアーも回らせてもらって、それでもこんな光一くん見たことなかった。そのくらい、やられた。かっこいい。堂本光一超かっこいい。

ぶっちゃけストーリーは謎すぎるし、光一くん含め舞台演技は全員棒だし、美波里さんのキャラだいぶ浮いてるし、全て本人役だからイマイチのめりこめないのだけど、目の前でくるくる変わる構成に照明、歌にダンス、次々に出てくる衣装の早替えで目も耳も頭も全身いっぱいになってしまうのでもはやそんなのどうでもよくなってくる。(ほぼ麻薬)

ミュージカル故ユニゾンパートがとっても多いのだけど、その構成の素敵なこと。一度たりとも同じ構成はなくて、移動もあぁこんな魅せ方あったのーーーー!!!!!とか、この人ハケたと思ったらこうなるの、、あーーここでこのピールオフか!!!!!とかもう視力と認識能力がついていかない。あんなに人数いるのにこんだけビタっと揃えてくるユニゾン久々に見たし、ダンスは屋良くんが飛びぬけて上手いのだけど、それでも三角の頂点は光一くんじゃないとダメだった。

幕前のフィルムではここはNYブロードウェイ?と錯覚させ、OPの大階段から降りてくる光一くんは宝塚なのかなとも思い、頭の上をフライングするそれを見上げるのはなんかもうシンデレラ城で踊るミッキーを眺めてるようで、くるくると変わるキラキラした衣装と大人数でのダンスはここぞとばかりにジャニーズだった。

これが、1500回という公演数が表すものか。
トーリーが陳腐だって、棒演技だって、どうでもいい。こんだけ歌えて、踊れて、飛べて、魔法のように一瞬で着替え、笑いを含め、太鼓をたたき、殺陣をこなし、この20年全然老けない堂本光一(38)   って超すごくない?

 

楽屋でバスローブ着て髭そってるおじさん感も、
剛くんとふにゃっと笑ってる顔も、
本番中振り返ったとき倒立するうちらにがんばれーぃって言ってくれる優しさも
どれもとっても大好きだけど
もうエンターテイナー堂本光一を知ってしまったらそれが一番にしかならない。結局ファン。チョロイ。

 

Kinkiが大好きな人も、ジャニーズ大好きな人も
ダンスが好きな人もミュージカル舞台が好きな人も
とりあえずイケメン見たい人も
どんな席でもいいから行った方がいい。
たとえ2階席の一番後ろでも最高に幸せにしてくれるから。

コンサートでよく言う、
この2時間が終わったら夢は終わりです。全員現実が待ってます、一切合財俺と君たちはバッサリです!!!!wwだけど、この2時間だけは俺が最高に幸せな夢をみせてやると。

堂本光一a.k.a KinkiKids 最高だな。

ショーマストゴーオンッッ!!!!!!!!!

 

Black of nightとSteal your love 私的カップリング対決について

ライブに向けて、やっとパノラマとNOROSHIを借りてきた。一回ipodに取り込んだらもう二度とその蓋を開かないのは目に見えているので、どれだけ特典映像がついていようが、フラゲできようが、基本的にCDは買わない。
そんな私が約4年ぶりに購入したCDは先日の罪と夏/関ジャニだったりするんだけど。あれは別格。初見のMステのたった1harfで堕ちた。これについてはまたいつか。

話を戻して、今回(私の中で)話題だったBlack of night。今まで私にひっかかってきたのは、驚くほどにやすすの作った曲ばかりだった。DyeD?、クルトン、All is well、kicyu、ありがとう、完全にナナメ上をいかれる感じ。予想しないコード進行やメロ構成、ぶっ飛んでる感じがグサグサはまる。

だからとっても期待していた!!作詞作曲振りに衣装、全てがやすすプロデュースのこれはネットでも神ってると騒がれていたし、ちらっと見たMVもガッツリ踊っていて世界観も好みだった。いざ期待を込めて聴いてみる。

・・・?終わり?びっくりするほど何も残らない。好みの問題なのだろうか?7人の声のアクが強すぎて、曲が負けてる感じがした。

??と思い、カラオケを聴いてみる。ああ、メインのメロが細い旋律でできてるのね・・・プラススネアくらいで、曲自体が薄い。これたぶん、作った時にはもっとがつがつ重たい感じだったのではないだろうか。。効果音もめちゃめちゃ入っているし、編集で手を加えるにつれてだいぶ変わってしまった感を感じ、デモが聴いてみたくてたまらなくなった。まぁ勝手な想像なんですけど。この曲の作り方は少しKinkiっぽくて、でもあの二人のように癖はありながらもなめらかな声の人たちではないから、曲に合わないんだと思う。これに合うのはまるちゃんだけかな。あ、ちなみに7人の中で総合的に1番歌が上手いのはまるちゃんだと思っている。絶対的なすばるくんと錦戸さん、音域の広い大倉くんとやすすはもちろんなんだけど、それを加味してもまるちゃんだと思ってる。だからこの曲の出だしがまるちゃんなのは大正解だと思ったし、やすすもわかってそうしたんじゃないかなぁ。まぁ勝手な想像なんですけど。

つーかこの曲、編集操作が半端ない。声色も相当なエフェクトがかかっているし、重ねの大きさひとつにもめちゃめちゃこだわられてる。イヤホンで聴くとよくわかるけど、ハモリも左右で振られていて、これができるのはそうそういないぜ・・・こーゆーふにやって、って言われたら誰にでも出来るけど、これをイメージから起こしてここまで落とせるのは本当にすごい。それをやっているのがジャニーズって。

Black of night、なんだかんだ言っているけど、ラストの2音はやられた、と思った。クルトンのラストもそうだけど、やすすだから持ってこれる音。普通だったらあと半音下げ(やっても半音上げ)でしっくりまとめるだろうに、完全になじまないもので違和感を残す。正直最後の10秒くらいは20回以上聞き直した。この音はどっから拾ってきてるんだろうと・・・うわサビの半音かよ・・・このチョイス、本当に最高すぎるし、だから私はやすすなんだわ大好き、、と安田担を再自覚して終了した。

これとは逆に、開始ワンエイトで堕ちたのがSteal your love。完全なるノーマークだった。「♪火花のように~」の出だし4秒7文字でもう好きだと思った。聴いたことのあるような、1回聴いたらもう口ずさめるような、耳触りの良い爽やかなメロディに地声がきれいな二人。くらりょじゃなかったら成り立たないねこの曲、、!錦戸さんの天才的な歌声はJr.の頃から別格だったけど、何がすごいって、が、とかば、の濁点の発音がものすごくかっこいい。これができる人ってなかなかいないんだよ・・・さらにはあとえの母音の伸びにすーごい色気がある。これらは歌の上手い下手とはまた別枠で、練習すれば出るというものではない(と思っている)から、本当に天性なんだよなぁ。。大倉くんの主張しすぎないけど芯のある、でもやわらかい声もメロディにとってもあっていて、錦戸さんの無骨なところを埋めていくような、ほんと最高の組み合わせだなtorn。

もともとやすすに続いては錦戸さんの作る曲、詞、歌い方が好きだった。アイスクリーム、元気が出るSONG、Snow White。変わったコードを使いながらも、耳馴染みよく丸っとしたメロディがすごく好き。今回もそうかな?と思ったけど違ったみたいね。作詞作曲のSHIKATAさん、MasterpieceやThe light、SorrySorryLoveってこれまた私のどんぴしゃついてきてる。元々この方の作品が好きな傾向にはあるらしい。

初めて観たものや聴いたものの感覚って一度しか味わえないし思えないから大切にしたいと思っていて、そんな備忘録を書いているうちにすっかり東京初日である。去年の元気LIVEでダダ漏れるポテンシャルのオスやすすにやられてから1年。10年入っていたEXILEを辞め、夏にはやる気のないリサイタルに幻滅したりもした。さてー今回はどうなるかな。とりあえず一杯ひっかけ、お気に入りのV620thペンライトも持って準備万端。ライブや舞台って始まる前が楽しみでどうしても飲んでしまうんだけど、そーすっとだいたいヘラヘラのうちに本編が終わり、あんまり覚えてないことをいつも後悔するのだけどやめられない。しゃきっとしよう。