DanceとかCHEERとかバク転とか

キスマーク飛ばす南風

かわいいの作りかた。

初めてのはてブロ。もっぱら読むだけだったが、ある記事に出会って行動してみたので備忘録代わりに。と、おすすめといましめに。

そのブログとはこちら↓

 

資生堂のメイクレッスンで「かわいい」を買ってきた - It all depends on the liver. http://zerokkuma.hatenablog.com/entry/2016/10/10/225319


私に似ていた。
私も化粧はしないわけではないが、ずーっとガッツリ本気の運動をやってきたので基本すっぴん。化粧をして練習なんて、Tシャツが汚れるし思いっきり顔汗ふけないしで考えられなかった。それに加えて、化粧をしないといられない顔面偏差値でもなかったこともある。

社会人になり、一応日々化粧はしていたがある日すっぴん出社をしてみたところ、『あれ?今日薄メイク?すっぴん!?ぜんぜん変わらないね!?!へー!』なんて何人にも言われてしまったもんだから、それからはわりとすっぴん出社がデフォルトになってしまった。

そんな私だから、化粧品もたま~には買うけど減らない。ファンデーションやアイシャドウを使い切るのに2年はかかる。元々派手顔なので、しっかりとしたメイクも似合わない。アイラインなんてガッツリ引いた日には、今日はダンスの本番?となる。すっぴんでいられるように肌だけは意識してきたし(と言っても夏は毎年ハワイの現地人かと思われるくらいに焼いている)、マツエクだけは大学生の時から切らしたことはない。髪はやってもらうのも自分でやるのも好きだから、新しいものはどんどん試すし、モデルで媒体に載せていただくこともある。そういうことに興味がないわけではないのだ。
そんなときにたまたま読んだ先述のブログ。90分で1万5000円、お手軽ではないなと思ったけれど、今まで30年間かけてこなかった総額を考えたら、これで少しマイナスを埋められるのであればいいかもと思いソッコー予約した。

 

資生堂THE GINZA フルメーキャップレッスン

http://stg.shiseido.co.jp/shop/3f-1/menu/index02.html


・・・1か月先まで満席かいww世の中割と迷っている人だらけなのか?思い立ったらすぐタイプの私にはじりじりする感じだったが、当日キャンセルも出るようなのでまめにチェックし、変更に変更を重ねた結果最初の予約日から2週間前倒しができた。

この私が銀座の化粧品屋に訪れる日がくるなんて。いつもルミネのアットコスメかマツキヨなのに。普段の感じも見たいので、当日はメイクをしてきてくださいとのことで、いつも通りに10分強で終わる化粧をして銀座へ。
仕事や映画ではよく来る銀座、ゆっくり周りを見渡すことはなかったが今はこんなにも外国人であふれているのか!!目的地である資生堂ビルはとりわけすごかった。ここは爆安スーパーなの・・?ってレベルの人人人。フロアは異国語が飛び交い、ああインバウンド対応で店員さんも外国人なのねすごい・・でも私ここでは買い物できないわ・・と半ば心折れながら3階へ。エレベーターが開くと、今までの雑踏はパラレルワールドだったんじゃないかと思うくらいにおしゃれで静かな、黒で統一されたハイグレードな世界が広がっていた。いいホテルに来たような昂揚感すら覚えたりする。

まず個人情報兼アンケートを記入。服のテイストや好きな色、普段のメイク方法などを簡単に答えつつ、フリーライティングには、先日わりとイケメンに年齢を言ったら「マジで合法ロリだな!!同じくらいと思ってたわ!!!(※7個下)」と言われぐっさりとした記憶を踏まえて『童顔をどうにかしたい、一つの方法しか知らないので他のメイク法があるなら知りたい』と書きました。

個室にとおされ、担当してくれたのは私好みのとってもとってもかわいらしい人でした。この方も童顔タイプ。でもきっちりお化粧されて、かわいいだけではないきれいも感じさせるわさすがだわ、、ビューティーアドバイザー、、!?という肩書に驚きつつ、メイクをしたまま写真を撮り、オフして撮り、なんだか万人受けするゴールデンバランスというものに近づけるにはどうすればよいか、をちゃんと測ってくれるそうな。

結果、私の場合顔の縦が短く(丸顔なので当然か)、眉と目の間が狭く(ああだからアイシャドウが似合わなかったんだ)、比較的口は小さい(初知り)。そして顔の大きさに比べて目が大きく、特に縦に大きい(ほうほう)。全てが丸くくりっとしているので顔パターンとしてはかわいらしい、キュートな、に位置しますと。まぁ予想通りでそうだよね。じゃぁこの情報を踏まえて、なりたい顔になるにはどこをどうすればいいのか?というのがその後のレッスンでした。

ファンデの付け方から始まりリップの塗り方まで90分たっぷり教えてもらい、わからないところを聞いて思ったのは、メイクってお絵かきだな!!「こうなりたいからここにこれをこの色で書き足す。」この一文に尽きると思う。だからこそ何にでもなれる、無限大なんだと思う。ざわちんすげーな、毎月変わる雑誌のメイク特集すげーな、って思ってたけど、なんのことはない、こうなりたいこう見せたいからここにこれを描くのだ。ただ、そこに何をどう足せばいいのかを自分で気づけるかどうかの壁は果てしなく高い。そう思うと、ざわちんはじめ、こんなことを大学生のころから毎日やっているJJキャンキャンキラキラ女子はやっぱりすごい。

メイク後にまた写真を撮り、最初の写真と比べると、別人だった。どっちがいいかはおいといて、違う自分になれた気がした。っていうか、なっていた。正直、見慣れているからか最初の写真のほうが落ち着く。けど、こっちもアリだなと思った。ビューティーおねえさんが言っていたのは、どちらも間違いではないし正解でもないから、気分や場所で使い分けたらいいと思うんです。と。ああそれがTPOね、とこの歳になってやっと気づく。恥ずかしいほど遅いけど。ただ、もとの顔は変わらないから、メイクを変える中でもここだけは意識しよう、という箇所を知っているのと知らないのでは楽しみ方も他人からの見え方も違うかもしれませんね、とも。ああその通りですねさすがビューティーアドバイザー、、!!
メイク以外の話も弾み、とっても好みの可愛い方だったので(再)普通にお友達になりたいなぁなんて思ってしまった。色々なブラックな話が出来そう、と直感した。ブラック系じゃなかったらごめんなさい、Hさん。けど、言葉の端端から感じたよ、ブラックだって信じてる。

今日使ってくれたメイク道具やラインナップを一通りもらって、おしまい。やっぱり資生堂のアイシャドウは粉粉していて好きにはなれなかったし、ファンデも良かったけど使いきれないほどあるので、とっても使い心地の良かったフェイスブラシのみ購入した。あ、今までリキッドファンデを指付けしていたが、フェイスブラシだといつもの半分の量で十分だった。薄付好きには朗報、これも私にとっては新発見。

すっぴん推奨派だった私が、レッスン後にはメイクができるのは1年で365日しかないと思うと足りなすぎる、とふと思うレベルには意識改革されていた。といいつつ結局今日もすっぴんで出社しているのだが。でも、眉の形だけは練習もかねて新しく挑戦してみた。
よくわからない一辺倒なメイクから、理由づけされたメイクに変わりそう。見た目が変わるかはわからないけど、こうしたいからこうする、ってのを知れたから、これからはこうなってみたいからこうしてみる?が出来るようになる、『かもしれない』。